クエリーの種類
Microsoft Access 2019には、以下のようなさまざまなクエリーの種類があります。
選択クエリー
テーブルから特定のフィールドやレコードを選択するために使用されるクエリーです。クエリーデザイナーを使用して、検索条件を指定し、抽出するフィールドを選択することができます。
キャプションクエリー
クエリーのフィールドの見出し(キャプション)を変更するために使用されるクエリーです。キャプションは、レポートやフォームの表示などで使用されます。
集計クエリー
複数のレコードをグループ化し、集計関数を使用して計算を行うために使用されるクエリーです。合計、平均、最大値、最小値などの関数が使用できます。
パラメータクエリー
ユーザーからパラメータ値を受け取り、その値をクエリー内で使用するために使用されるクエリーです。このクエリーを使用すると、検索条件を実行する前に、ユーザーに値を尋ねることができます。
結合クエリー
複数のテーブルから情報を結合するために使用されるクエリーです。テーブル間の共通のフィールドを使用して、レコードを結合することができます。
更新クエリー
テーブル内のデータを更新するために使用されるクエリーです。このクエリーを使用すると、レコードの値を変更したり、新しいレコードを挿入したりすることができます。
削除クエリー
テーブルからレコードを削除するために使用されるクエリーです。このクエリーを使用すると、不要なレコードを簡単に削除することができます。
これらのクエリーは、Access 2019のクエリーデザイナーを使用して作成できます。デザイナーを使用すると、クエリーの作成や編集が簡単になります
データの検索とフィルタリングについて
Access 2019では、データの検索とフィルタリングが簡単に行えます。以下の手順に従って、データを検索およびフィルタリングする方法を説明します。
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テーブルを開く Access 2019を開いて、検索またはフィルタリングを行いたいテーブルを選択します。選択したら、テーブルを開きます。
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データを検索 Access 2019では、データの検索に「検索」ボックスを使用できます。検索ボックスに検索したいキーワードを入力し、Enterキーを押します。その後、一致するデータがハイライトされます。
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データをフィルタリング フィルタリングは、テーブル内のデータを条件に基づいてフィルタリングすることができます。テーブルのフィールド名をクリックし、表示されるドロップダウンメニューから「フィルター」を選択します。フィルタリングダイアログが表示され、条件を選択できます。条件を選択したら、OKボタンをクリックします。これにより、テーブル内のデータがフィルタリングされます。
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複数条件でのフィルタリング 複数の条件でフィルタリングを行うには、複数の条件を選択してフィルタリングする必要があります。複数条件でフィルタリングするには、「フィルタ」ダイアログの「または」ボタンまたは「かつ」ボタンをクリックし、条件を追加します。
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フィルタリングの解除 フィルタリングを解除するには、テーブルのフィルタリングメニューの「フィルターを解除」を選択します。これにより、フィルタリングが解除され、テーブル内のすべてのデータが表示されます。
Access 2019でデータを編集する方法
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テーブルを開く まず、Access 2019を開いて、編集したいテーブルを選択します。選択したら、テーブルを開きます。
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レコードを選択 編集したいレコードを選択します。レコードを選択するには、テーブル内の行をクリックするだけです。
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フィールドを編集 編集したいフィールドを選択し、編集します。編集するには、フィールドをクリックしてから、新しいデータを入力します。
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変更を保存 編集が完了したら、変更を保存する必要があります。保存するには、テーブル上部の「保存」アイコンをクリックするか、キーボードの「Ctrl」+「S」を押します。
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レコードを追加 新しいレコードを追加するには、テーブルの下部にある「新しいレコード」アイコンをクリックします。
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レコードを削除 レコードを削除するには、編集したいレコードを選択し、テーブルの下部にある「レコードの削除」アイコンをクリックします。
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フィルタリング テーブル内のデータをフィルタリングして表示することができます。フィルタリングするには、フィルタリングしたいフィールドの上部にある「フィルタリング」アイコンをクリックし、適切なフィルタリングオプションを選択します。
データの入力方法について
Accessにデータを入力するには、作成したテーブルを開き、データ入力用のフォームに移動する必要があります。フォームには、テキストボックス、チェックボックス、ドロップダウンリストなど、入力に必要なコントロールを追加することができます。
データ入力用のフォームに移動したら、新しいレコードを作成するために、空白のフォームを開きます。次に、各フィールドに対応する値を入力します。数値、日付、テキスト、論理値など、入力する値の種類に応じて、適切な形式を選択する必要があります。また、一部のフィールドには、入力ルールや検証ルールを設定することができます。
データの入力が完了したら、フォームを閉じるか、新しいレコードを作成して、データを追加することができます。また、Accessには、外部データをインポートすることもできます。Excel、CSV、またはテキストファイルなど、別のフォーマットからデータをインポートする場合は、Import Wizardを使用して、データを簡単に移行することができます。
フィールド名の設定
Accessでテーブルを作成する場合、各列に対応するフィールドを定義する必要があります。フィールドは、データベース内で個々のデータ項目を表します。フィールドの設定には、次のような内容があります。
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フィールド名の設定:フィールドに適切な名前を付けます。フィールド名は、英数字とアンダースコアのみ使用可能です。
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データ型の選択:フィールドが格納するデータの種類に応じて、適切なデータ型を選択します。例えば、フィールドが数値を格納する場合には、「数値」データ型を選択します。
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フィールド幅の指定:フィールドが格納できる文字数を指定します。フィールドに文字列を格納する場合には、適切な長さを指定します。
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必須フィールドの指定:フィールドに必ず値を入力する必要がある場合には、そのフィールドを必須フィールドとして指定します。
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デフォルト値の設定:フィールドに既定値を設定する場合には、デフォルト値を指定します。例えば、日付フィールドには、現在の日付をデフォルト値として設定することができます。
フィールドの設定は、Accessのテーブルデザインビューで行います。テーブルデザインビューでフィールドを追加し、各フィールドに適切な設定を行うことで、テーブルを作成することができます。
テーブルの作成
Accessでテーブルを作成するには、以下の手順があります。
- データベースを開く
- Accessを起動し、データベースを開きます。
- データベースファイルを作成
- 新しいデータベースファイルを作成するか、既存のファイルを開きます。
- テーブルの作成
- データベースファイル内で、「テーブルの設計」をクリックし、新しいテーブルを作成します。
- テーブルの設計
- テーブル内に必要なフィールドを追加します。フィールドのデータ型(テキスト、数値、日付など)を設定し、必要に応じてフィールドに検証規則や入力規則を設定します。
- テーブル名の設定
- テーブルに適切な名前を設定します。
- プライマリキーの設定
- テーブル内のフィールドの中で、各レコードを一意に識別するためのフィールドに「プライマリキー」を設定します。
- テーブルの保存
- テーブルの設計が完了したら、変更を保存します。
テーブルは、データベース内でデータを格納するための基本的な要素です。テーブル内には、列にあたるフィールドがあり、行にあたるレコードが格納されます。データベース内で複数のテーブルを作成し、それらを関連付けることで、より複雑なデータベースを作成することができます。