削除クエリーの作り方

「削除クエリー」とは、Accessでデータベースのテーブルから不要なデータを削除するためのクエリーです。このクエリーを使用することで、手動で一つずつデータを削除する手間を省くことができます。以下では、初心者でもわかるように「削除クエリー」の作成手順を説明します。

【手順1】 まず、Accessを開き、削除したいテーブルがあるデータベースを選択します。

【手順2】 「クエリーの設計」をクリックし、新しいクエリーを作成します。

【手順3】 「デザインビュー」で、「テーブルの追加」をクリックし、削除したいテーブルを選択します。

【手順4】 テーブルが追加されたら、「削除」クエリーを作成するために、「デザイン」タブの「削除」をクリックします。

【手順5】 「削除クエリー」が表示されますので、削除したいフィールドを選択します。削除したいフィールドが複数ある場合は、Ctrlキーを押しながら複数選択できます。

【手順6】 「条件」欄に、削除するレコードの条件を指定します。例えば、テーブルの「日付」フィールドが特定の日付以前の場合に削除する場合は、「日付」フィールドを選択し、「<=指定の日付」を選択します。指定の日付は、条件欄の右側の「…」をクリックして入力できます。

【手順7】 「実行」をクリックすると、クエリーの実行結果が表示されます。実行前には、「実行する行を削除しますか?」というメッセージが表示されますので、「はい」をクリックして続行します。

【手順8】 実行後、テーブルから選択した条件に一致するレコードが削除されます。

以上が、「削除クエリー」の作成手順です。注意点として、削除クエリーを実行する前に、必ずバックアップを取っておくことをおすすめします。

更新クエリーの作り方

更新クエリーとは、データベース内のテーブルの中にある特定のレコードを更新するために使用されるクエリーです。このクエリーは、条件に基づいて一連のレコードを選択し、そのレコードの特定のフィールドの値を更新することができます。

例えば、顧客テーブルの中の一人の顧客の住所が変更になった場合、更新クエリーを使用して、その特定の顧客の住所情報を変更することができます。

更新クエリーを作成する手順は以下の通りです。

  1. Microsoft Accessを起動し、データベースを開きます。
  2. クエリーの設計ビューを開始するために、「クエリーの設計」をクリックします。
  3. 「テーブル」グループ内のテーブルを選択します。必要に応じて、クエリーに追加するために複数のテーブルを選択することができます。
  4. クエリーの更新対象となるフィールドを選択するために、テーブルからフィールドをドラッグアンドドロップします。必要に応じて、条件を指定するためにフィルタを追加することもできます。
  5. クエリーのタイトルを追加します。これにより、後でクエリーを見つけるのが簡単になります。
  6. クエリーを実行して、更新するレコードを確認します。クエリーの結果が正しいことを確認したら、「実行」をクリックします。
  7. メッセージが表示され、更新するレコードの数を確認します。問題がなければ、「はい」をクリックして更新を確定します。

これで、更新クエリーが作成されました。

注意点として、更新クエリーを実行する前に、十分にバックアップをとり、データベースを保護することが重要です。また、間違ってデータを更新した場合に備えて、元に戻すことができるようにログを取ることも推奨されます。

結合クエリーの使い方

「結合クエリー」とは、複数のテーブルからデータを取得して、関連するデータを一つのテーブルにまとめるクエリーのことです。例えば、顧客情報を管理する「Customers」と注文情報を管理する「Orders」という2つのテーブルがある場合、結合クエリーを使用することで、顧客情報と注文情報を関連付けて、注文情報を含む完全な顧客情報の一覧表を作成できます。

以下は、Access 2019で結合クエリーを作成する手順です。

  1. クエリーデザインを開始する Access 2019を開き、「作成」タブから「クエリーデザイン」をクリックします。

  2. テーブルを追加する 「テーブルデザイン」画面が表示されたら、表示したいテーブルを選択し、「追加」をクリックします。

  3. テーブルを結合する テーブルを追加したら、両方のテーブルからデータを取得するために、テーブルを結合する必要があります。これを行うには、両方のテーブルで共通のフィールドを選択し、それらのフィールドに基づいてテーブルを結合することができます。これを行うには、1つのテーブルから、共通のフィールドをドラッグしてもう一方のテーブルにドロップします。

  4. 結合タイプを選択する テーブルを結合したら、結合タイプを選択する必要があります。結合タイプには、次のような種類があります。

  • 内部結合
  • 左外部結合
  • 右外部結合
  • 全外部結合

各結合タイプの詳細については、前述の「結合クエリー」の説明を参照してください。

  1. 結合クエリーの結果を表示する 結合タイプを選択したら、「実行」をクリックして、結合クエリーの結果を表示することができます。

以上が、Access 2019で結合クエリーを作成する手順です。

パラメータクエリーの作り方

【パラメータクエリーとは?】 パラメータクエリーは、データベース内のテーブルやクエリーに対して、実行時にユーザーから入力された値を基に、データを検索・表示する機能です。具体的には、例えば「年齢が○○歳以上の人を検索する」といった検索条件を、ユーザーが実行時に入力できるようにすることができます。

【パラメータクエリーの作成手順】 以下に、パラメータクエリーの作成手順を解説します。

  1. パラメータクエリーを作成するテーブルやクエリーを開く まず、パラメータクエリーを作成したいテーブルやクエリーを開きます。

  2. クエリーデザインビューを選択する 「作成」タブから、「クエリデザイン」をクリックして、クエリーデザインビューを開きます。

  3. パラメータを指定する クエリーデザインビューで、条件行のフィールドに、[パラメータ]と入力します。この時、[]は必要ありません。例えば、年齢がパラメータである場合、「[年齢]」と入力します。

  4. パラメータのプロンプトを指定する パラメータに対して、入力を促すプロンプトを設定します。条件行の「規則」列に、[プロンプト]と入力して、その右側の列に、プロンプトとして表示する文字列を入力します。例えば、「年齢を入力してください。」といった感じです。

  5. クエリーを実行する 作成したパラメータクエリーを実行するには、「実行」タブから「実行」をクリックします。すると、指定したプロンプトに対して、ユーザーが値を入力することができます。

以上が、マイクロソフトAccess 2019における「パラメータクエリー」の解説と作成手順になります。

集計クエリーの使い方

  1. 【集計クエリーとは】 集計クエリーとは、データベース内の複数のレコードを集計し、その結果を表示するためのクエリーです。たとえば、ある店舗の売り上げデータベースがある場合、そのデータベースから1日、1週間、1か月の総売り上げ金額や、商品別の販売個数などを集計して、結果を表示することができます。

    【作成手順】 Access 2019で集計クエリーを作成する手順は以下の通りです。

    1. 「クエリーの設計」を選択する Accessを起動し、左側のナビゲーションペインから「クエリー」をクリックし、「新しいクエリーの設計」を選択します。

    2. テーブルを選択する 「テーブルの追加」ダイアログボックスが表示されます。ここで、集計するデータが含まれるテーブルを選択します。選択後、「閉じる」をクリックします。

    3. 集計フィールドを追加する テーブルがクエリーエディタに表示されます。次に、集計したいフィールドを選択します。フィールドをクリックし、クエリーエディタのデザインビューにドラッグ&ドロップします。

    4. 集計関数を選択する 集計フィールドを追加した後、デザインビューで集計関数を選択します。集計関数は、総数、平均、最大値、最小値などがあります。関数は、集計フィールドの上に表示されるドロップダウンメニューから選択します。

    5. グループ化するフィールドを追加する 集計結果をグループ化するために、クエリーエディタの下部にあるグループ化パネルでグループ化したいフィールドを追加します。フィールドをクリックし、グループ化パネルにドラッグ&ドロップします。

    6. 実行する クエリーを実行するには、「実行」をクリックします。集計結果は、データシートビューまたはグラフビューで表示されます。

以上が集計クエリーの作成方法です。集計クエリーを使用することで、データの集計や集計結果の算出を行うことができます。この機能を使用することで、データの統計情報を簡単に取得できます。

「キャプションクエリー」の作成方法

  1. クエリーデザイナーを開く Access 2019を開き、[作成]タブから[クエリーデザイナー]を選択してください。

  2. テーブルの選択 [テーブル]を開き、キャプションクエリーで使用するテーブルを選択してください。複数のテーブルを使用する場合は、必要なテーブルを追加してください。

  3. フィールドの選択 テーブルからフィールドを選択し、クエリーに表示するフィールドを決定してください。[フィールド]タブを開き、必要なフィールドを選択してください。

  4. キャプションの設定 フィールドを選択したら、[キャプション]行に表示するフィールド名を指定します。たとえば、[顧客名]フィールドを表示する場合には、[キャプション]列に「顧客名」と入力してください。

  5. クエリーの実行 クエリーを実行するには、[実行]タブを開き、[実行]ボタンをクリックします。クエリー結果が表示されます。

  6. クエリーの保存 必要に応じて、クエリーを保存しておくことができます。[名前]フィールドに適切な名前を入力し、[保存]ボタンをクリックして保存してください。

以上がキャプションクエリーの作成方法です。キャプションクエリーを使用することで、フィールド名を変更することができます。この機能を使用することで、フィールド名をわかりやすくしたり、データベース内のフィールド名を統一したりすることができます。

選択クエリーの作り方

「選択クエリー」とは、指定したテーブルから条件に合致するデータを抽出するためのクエリーです。例えば、ある顧客の注文データをすべて抽出するために使用することができます。以下では、初心者でも理解しやすいように、選択クエリーの作成手順を説明します。

【手順】

  1. Accessを起動し、左側のナビゲーションペインで、抽出したいデータを含むテーブルを選択します。

2.「作成」タブをクリックし、「クエリーの設計ビュー」を選択します。

3.「テーブルの追加」ダイアログボックスが表示されるので、抽出したいテーブルを選択し、「追加」をクリックします。

4.テーブルが設計ビューに表示されるので、必要なフィールドを選択します。フィールドを選択するには、テーブル内のフィールドをダブルクリックするか、フィールドを選択し、クエリーデザインツールバーの「フィールドの追加」ボタンをクリックします。

5.条件を設定するために、「条件」列のフィールドにクリックし、「...」ボタンをクリックします。条件の設定方法は、例えば「[顧客名] = '〇〇商事'」のように、フィールド名、演算子、値を指定する方法があります。

6.クエリーの実行前に、フィルタリングするデータをプレビューすることができます。プレビューを表示するには、「実行」ボタンをクリックします。

7.クエリーが正常に動作する場合は、クエリーデザインビューを閉じ、クエリーを保存することができます。保存するには、「名前を付けて保存」を選択し、適切な名前を入力し、「OK」をクリックします。

以上が、選択クエリーの作成手順になります。クエリーの作成には、少しの慣れと練習が必要かもしれませんが、これらの手順に従えば、簡単にクエリーを作成することができます。